今日の休憩

渋谷区の会社員が毎日一時間の昼休憩をとります

2月25日(水) 秒速銭湯むかしの話

今日は血流を促すため銭湯にいった様子をかいていたのですが

アプリがバグり全部消えました。そんな日でした。

 

これではアレなのでまた昔の自分に頼り、大学時代に書いていたブログを転載します

 

玉出る物語

「卒業」「あと少しで社畜」という運命を背負った同学年の仲間達がせっせと卒業旅行やれ会えなくなる友人との思い出作りやれに勤しむ中、パチンコ店でアルバイトを始めた。

「パチンコなんてタバコ臭い」「爆音で鼓膜がうんたら」「ギャルばかりで人間関係が」等等のイメージが湧くが、実際はそうでもなかった。爺婆向けのお店だからか、タバコ臭も騒音もしない。バイト生からは「え?ウソ?つけまつけてないの?」的な視線を感じることもあるが、みな優しく、週に1度は「病む><」と悲しげな表情を見せるいたって普通の女子達である。

「パチンコなんて・・・」と世間が思えば思うほど、我らバイト生の高時給が保証されるという素敵なシステム。かといって世間の判断が間違っているわけではなく、主流の4円パチンコなら1000円が5分で消える。
お店の半分以下の客は負けるシステムなので、人間の「自分は特別」っていう気持ちを利用したまあ凄いゲームだなと思う。(嫌いじゃないですよ。)

よく話すおばあちゃんに聞いたら「たまにプラスになるけど毎日2万程負けている」と言っていた。それでも常連の客同士で女子グループ(平均年齢65歳・5人組)が形成されていたりするので皆に会う事が楽しみで結局毎日来店している。年寄りの交流の場でもあるらしい。

他にも天性の勝負師としか思えない女性がいたり(3日で40万大勝利)、近所のラーメン屋さんが毎日来るようになったり(チャーシューの味が突然落ちたと評判)、「絶対生活保護」みたいなみてくれの人が贅沢を夢見て1万円をせかせかと機械に吸い込ませたりしている。バイトの帰り道、大体負けてる常連のおばさんが自転車のかごいっぱいに食料を乗せて微笑みながら走っているのを見た。「そういえば今日久しぶりにめっちゃ勝ってたなあのおばさん。いつもより良い肉買ったのかなぁ。」とか思って、クズ扱いされるパチンコファンの皆さんにも毎日の暮らしがあるのだなぁと考えたりした。

なにぶんFacebookにあげるような事はないけれど、いろんな人の呼吸が感じ取れる大学生活ももう終局みたいです。

 

 

今でも金持ちになったら思う存分パチンコをやってみたいという野望があります。

締めの1行が照れるぐらいクサいと思いました。

 

また明日です。